休眠預金はありませんか? 〜忘れられた資産を確認し、有効活用する方法〜
銀行口座を長期間利用しないままにしていると、「休眠預金」として扱われることをご存じでしょうか? 本記事では、休眠預金の仕組み、確認方法、活用できる制度について解説します。
1. 休眠預金とは?
休眠預金とは、10年以上取引がない銀行口座の預金を指します。具体的には、以下のような取引がない状態が続くと、口座が休眠状態となります。
- 預金の入出金がない
- 残高の確認や通帳記入をしていない
- クレジットカードの引き落としなどの自動取引もなし
これらの口座は、一定期間が経過すると「休眠預金等活用法」に基づき、民間公益活動の資金として活用される可能性があります。
2. 休眠預金の確認方法
「昔使っていた口座に預金が残っているかも…」と不安な方は、以下の方法で確認できます。
(1) 各銀行の休眠預金照会サービスを利用
主要な銀行では、休眠預金の照会が可能です。銀行の窓口や公式サイトから申請できます。
(2) 通帳・キャッシュカードを確認
古い通帳やキャッシュカードがあれば、記載された銀行に問い合わせてみましょう。
(3) 全国銀行協会の「休眠預金検索システム」を活用
全国銀行協会では、複数の銀行にまたがる口座を一括で確認できるサービスを提供しています。
(4) 相続した預金の確認
故人の預金が休眠口座になっているケースもあります。相続手続きを行う際には、金融機関に問い合わせることが重要です。
3. 休眠預金を引き出す方法
休眠預金になった場合でも、預金者本人または相続人は引き出しが可能です。手続きの流れは以下のとおりです。
(1) 銀行の窓口に問い合わせる
本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)を持参し、銀行窓口で申請します。
(2) 必要書類を提出
- 通帳やキャッシュカード
- 印鑑(届出印がある場合)
- 相続人の場合は、戸籍謄本や遺産分割協議書が必要
(3) 銀行の審査後、返金される
審査が完了すると、指定口座へ返金されます。
4. 休眠預金を防ぐための対策
休眠預金を防ぐためには、定期的な口座管理が重要です。
(1) 定期的に入出金を行う
年に1回でも良いので、少額の入金や通帳記入を行うことで、口座のアクティブ状態を維持できます。
(2) 使っていない口座を整理する
不要な口座は解約し、預金を一元化することで管理が楽になります。
(3) 家族で口座情報を共有する
相続の際に口座が分からなくなることを防ぐため、信頼できる家族と情報を共有しておきましょう。
5. 休眠預金の活用方法
休眠預金等活用法により、一定期間経過した預金は社会的課題の解決に役立てられます。
(1) 活用先の例
- 貧困対策や福祉活動
- 災害復興支援
- 教育支援や地域振興
(2) 自分の預金を有効活用する方法
休眠する前に、NISAやiDeCoなどの資産運用、寄付などを活用するのも一つの手です。
まとめ
- 休眠預金は10年以上取引がない口座で発生
- 銀行の窓口や全国銀行協会のシステムで確認可能
- 本人や相続人であれば引き出しが可能
- 定期的な口座管理で休眠を防ぐ
- 社会貢献活動に活用されることもある
自分の資産を適切に管理し、不要な休眠口座を減らすことが大切です。当事務所では、相続手続きや資産管理のアドバイスも提供しております。ご不明点があれば、お気軽にご相談ください。

